NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク
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子森新聞 リレーエッセイ 2010年冬号より

子森ネットでは、定期的に子森新聞を発行しています。

新聞の最後には、リレーエッセイとして、いろんな方々からメッセージを頂いておりますので、ご紹介します。

                今こそ、環境教育を!
        

                        石川県・穴水第一平和保育所
                                所長 日吉輝幸

鳩山内閣が温室効果ガス削減の数値目標を打ち出すなど、環境問題が大きく取り上げられるようになっていますが、私は保育所や幼稚園の保育、教育の場でも、「食育」のみならず「環境教育」をも、是非とも取り入れていく必要があると思っています。私どもの保育所でも、環境教育について計画立てて取り組もうとしていた矢先に、『子どもの森づくり運動』へのお声がけをいただきました 緑に囲まれた当保育所では、子どもたちは日常的に自然と接していますが、今回の活動のように自らの手で生命を育んでいくことは数多くなく、とても良い機会に恵まれたと思っています。
 私は3年ほど前に、フォークシンガー・菊池章夫氏(元阿呆鳥)の、『悲しみの雨が降る時代じゃないように』という歌を聴き、大きな衝撃を受けたことがあります。
 初めて耳にしたその歌には、「えらいのですか 人間ってそんなに 自然を傷つけながらも笑っていられるなんて 生きるためなら どんなことをしたって 許されてしまうのですか 子どもの僕にはわからない」という一節がありました。
 日々子どもたちに接している私たち保育者が、子どもの鑑として環境問題について正しい認識ができているのか、また、その関わりは適切なのか。親や大人、社会はどうなのかと考えたとき、身につまされる思いで涙が溢れてきました。
 先人たちが、そして今を生きる大人たちが、生きていくための利便性や豊かさを求め続けた結果が、環境破壊につながったと言っても過言ではありません。その、いわば負の遺産を、未来を担う子どもたちに背負わせるだけではなく、私たち「人」も自然の中の一つの生命であり、自然と共生していくためにも環境保全が必要であることを、大人の責任として正しく子どもたちに伝えていかなければならないのではないでしょうか。
 そして、子どもたちが環境問題に関わっていく過程で、真の豊かさとは何なのかということに気付いてくれることを願って止みません。


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