園庭緑化運動
園庭は、乳幼児期の子どもたちにとってもっとも身近な体験の場です。そこで日常的に蓄積される多様な体験は、持続可能な時代を生きていかねばならない子どもたちにとって、とても重要なものです。JP子どもの森づくり運動「園庭緑化運動」(以下「園庭緑化運動」)は、園庭を単なる運動の場ではなく、多様な自然と環境の体験フィールドとして緑化・自然化することを目的に、参加園に対して様々なサポートを提供する活動です。
「園庭緑化運動」のサポート活動として、2020年度から、全国の参加園からそれぞれ都市型、郊外型、田園型という特徴的な立地にある3つのモデル園を募り、田園調布学園大学大学院 人間学研究科子ども人間学専攻 准教授 / 国際校庭園庭連合日本支部 代表 仙田 考先生のコーディネイトのもと、3年間に渡る第1期のモデル活動を実施し、園庭緑化・自然化の事例として全国の参加園に情報提供しました。
第1期モデル活動では、仙田先生による粘り強いご指導とモデル園各位の真摯な取り組みによって確かな成果をあげることができました。そんな成果は、モデル園の活動をとりまとめた冊子「園庭に木を植える」に結実し、さらに2022年には、「第16回キッズデザイン賞」を受賞しました。
園庭緑化運動冊子「園庭に木を植える」
*上記冊子は、限定数ですが、「園庭緑化運動」にご興味のある方にお譲りします。
ご希望の方は、子森ネットまでお問合せ下さい。
第16回キッズデザイン大賞表彰状
モデル園活動は、2023年度から第2期が進行中です。
モデル園活動内容
1)手づくりの活動を提案します。
「園庭緑化運動」では、園庭の改善活動は、業者による土木工事的なものではなく、例えば、“1本の苗木を植えることから始める“ような、園スタッフが自ら取り組む手づくりの活動を提案しています。
2)決まったマニュアルはありません。
サポート内容は、園の立地や事情に沿って組み立てられますので、決まった活動マニュアルはありません。
3)活動の結果よりも、プロセスを重視します。
サポート活動の期間は、最長3年とします。その間、活動の成果ではなく、そこまでのプロセスと、活動の中で培われた保育者の意識の変化を重視したいと思います。
講師紹介
※「園庭緑化運動」プロジェクト・コーディネーター
田園調布学園大学大学院 人間学研究科子ども人間学専攻 准教授
国際校庭園庭連合日本支部 代表 仙田 考(コウ)先生
第1期モデル園活動(2021年~2023年)
●都市型:東京都「三茶こだま保育園」 ⇒活動レポート
●田園型:鹿児島県「こども園ほしのこ」 ⇒活動レポート
第2期モデル園活動(2024年~2026年)
●岩手県「駒形こどもの杜」
●滋賀県「崇徳保育園」
●鹿児島県「ちらん中央こども園」
<お問合せ先>
NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク(子森ネット)〒146-0082 東京都大田区東矢口2-6-14
Tel:03-5755-3213 fax:03-5755-3081 メール:info@kodomono-mori.net
Htpps://www.kodomono-mori.net