NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク

子森新聞 リレーエッセイ 2010年春号より

子森ネットでは、定期的に子森新聞を発行しています。

新聞の最後には、リレーエッセイとして、いろんな方々からメッセージを頂いておりますので、ご紹介します。
               子孫に残す最高のプレゼント
  
                          大阪府・木の実保育園  
                            理事長 唐住 康雄     
  
 私は、スノーボードをライフワークとして20年前から全国のスキー場で滑ったり、時としてガイドを伴ってバックカントリーなどを楽しんできました。しかしながら年々降雪量が地球温暖化等の理由により、少なくなってきていることに危機感を強めている一人でもあります。
 四季の変化が見えにくかったり、集中豪雨やゲリラ雨が全国各地で想像を超えた形で被害を及ぼしたり、又台風の到来がすごく多い年があると思えば全然ない年もあるといった具合で、枚挙にいとまがありません。
 この様に異常ともいえる気候や気象の変化に人間一人一人が関心をよせ、地球環境を守るということを真剣に考えるきっかけとして、まず隗{かい}より始めよということで、保育園での取り組みとして2年前よりエコ委員を任命して保護者や子ども達にとって身近なことから始めたのが、各クラスでのゴミの分別であり、園庭や園舎の芝生化や壁面緑化やビオトープでした。 
 そこで出会ったのが「子どもの森づくり推進ネットワーク」です。 今までは、何気なく山などに出かけていた遠足や園外保育での活動の中にドングリを拾ってそれを保育園で植えて育てて苗木として森に返すことで、少しでも子どもたちが関心を覚え、将来大人になった時に環境の意識の土台をせっせと作ることに現在力を注いでいるところです。
 私たち大人が子孫に残す最大のプレゼントは、お金や財産でもありません。 それはまさしく「環境」そのものといえると思います。

 

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