NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク
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子森新聞 リレーエッセイ 2010年秋号より

子森ネットでは、定期的に子森新聞を発行しています。

新聞の最後には、リレーエッセイとして、いろんな方々からメッセージを頂いておりますので、ご紹介します。
                   「自然体験活動を通して」
                           (社)福岡県保育協会副会長
                           青い鳥保育園 園長 岡村 斉

最近の報道を見ていると、毎日のように児童虐待の事が取りざたされています。本来なら自分を一番愛してくれ、心から信頼出来るはずの親から虐待を受け、命を落としてしまうと言う報道のなんと多い事でしょう。虐待を受け、命を落とすに至った子どもたちの気持ちを考えると胸が引き裂かされるような思いがします。普通なら親が自分の命を削ってでもこの子を守りたいと思うのが親心なのではないのでしょうか?
  いつからこんな世の中になってしまったのか?最近ではTVゲームやDVDビデオの進化によりバーチャルな世界で独り遊びを楽しむ子どもたちが増え、友達との関わりや家族行事等、人と関わる事が本当に少なくなったように思えます。先日、独立行政法人国立青少年教育振興機構の報道発表に「子どもの頃の体験は、その後の人生に影響する」という子どもの体験活動の実態に関する調査研究の中間報告が出されました。  
 その結果は ①子どもの頃の体験が豊富な大人ほど、やる気や生きがいを持っている人が多い ②友達の多い子どもほど学校好き、憧れる大人のいる子どもほど働く事に意欲的 ③小学校低学年までは友達や動植物とのかかわり、小学校高学年から中学生までは地域や家族とのかかわりが大切 ④年代が若くなるほど、子どもの頃の自然体験や友達との遊びが減ってきている。 
  このように幼少期の自然体験活動や友達・親子地域との関わり(コミュニケーション)の多さがその後の子どもたちの成長に大きく関わっている事が報告されました。幼少期にいかに多くの体験活動が重要なのかそしてその体験を通して、相手を思いやる心・人を愛する心や意欲・規範意識が育って行くのだと思います。
 今、我々が取り組んでいる「子どもの森づくり運動」も幼少期の自然体験活動が重要だと全国での取り組みを行っています。この運動を通して命の大切さや思いやりの心が子どもたちの中に育っていく事を願っています。


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