JP子どもの森づくり運動 「浄心保育園」レポート
・実施日:2015年6月14日(日)
・参加園児数:22名
・植樹地:岐阜県郡上市白鳥町「油阪桜パーク」
・インストラクター:村上悌司氏(森林インストラクター)
平成25年度から油坂桜パークで始まった浄心保育園の植樹会も3年目を迎えました。当初は、雪害獣害等々により4割程度活着すれば上出来と考えていましたが、保護者による草刈や雪囲いが功奏し今のところ生育には差があるものの7割近くの苗が育っています。中には既に1メートルを超える苗木の存在もありました。これは、近くに貸しコテージがあり日常適度に人が訪れる場所なので、野生動物による食害を避けられ本来の樹木同士の競争の結果が出ているものと推測できました。
開会にあたり園長先生より、子どもたちに数年後本当の意味での生態系を肌で感じ取ってもらえればとの思いで、
植えた苗木が全て大きくなることは無く、自然淘汰され最終的には5-6m間隔に1本残る程度になるであろうとの説明がされました。
本来なら保育園で育てた苗木を植樹するのですが、今冬は積雪が多く移植に耐えるほど生育していなかったため、この苗は次年度に見送ることとし、急きょ岐阜森林インストラクター会の村上さんが育てた苗木を植樹することになりました。用意された苗木は33本、参加園児22名でしたので多くは 2本の植樹を経験できました。
この後も下草刈りや雪囲いなど浄心保育園の行事予定に組み込まれ苗木のお世話が続けられます。
植樹地も10年に亘って植樹行事を続けるほど余裕があるため、世代を越えた子どもの森づくり運動になっていくものと感じました。
子森ネット 中村光宏
*協力:~桜をテーマにした自然体験リゾート~「油坂桜パーク」