【福井県大野幼稚園】“どんぐり”拾い活動2016レポート
2016年10月16日(日)に、福井県「前坂キャンプ場」において福井県「大野幼稚園」の秋の“どんぐり”拾い活動が開催されました。 大野幼稚園では、藤園長の指導のもと、JP子どもの森づくり運動において、いつも先進的な活動を実施しておられます。
今回の活動でも、恒例の“どんぐり”を拾う活動に合わせて二つの関連の活動が同時開催されました。 一つは、全国的に開催された「♪どんぐりえがおビデオダンスコンテスト」にエントリーするためのダンス撮影会。もう一つは、保護者が中心になってプログラムされた自然体験・環境学習プログラム「森の生き物」の開催です。これも、大野幼稚園さんならではの運営体制です。
まずは、♪どんぐりえがおダンスの撮影会です。
ダンスのインストラクターとして、「どんぐり~ず」の新メンバー「クヌッキー」がかけつけてくれました。
なお、「クヌッキー」のネーミングは、大野幼稚園の子どもたちが名づけ親だそうです。
ダンスの撮影会が終わり、場所を移動して“どんぐり”拾いと自然体験プログラムです。
「クヌッキー」も、ひきつづき参加しました。
以下、大野幼稚園の末永先生のレポートです。
*“どんぐり”拾い活動
「親子で用意した袋に、たくさんのどんぐりを入れ、家に持ち帰り2~3日水につけ、沈んだどんぐりと浮いたどんぐりを分けて、園に持ってきてもらうようにした。 すでに芽が出ているどんぐりもいくつか見られた。 どんぐりが置いている地面がきれいに草を刈って整備してあるわけではないので、草にどんぐりが隠れていて、探すのが楽しそうだった。
どんぐりの実が大きく、子どもたちも、より大きいどんぐりを見つけるたび、目を輝かせていた。最後の方は、大人の方が熱中してどんぐりを探している姿が見られ、そういう姿を子ども達が見るのもよいかなと思った。子どもたちはどんぐりを拾う間も、他の草花に目をとめ、引っ張ってみたり、虫を見つけてじっと見ていたりした。
*自然体験遊び『森の生き物』
地図に見つけた場所を赤ペンでチェックしながら進み、最後の橋のところで、それぞれの動物をイメージし、なりきってその橋を渡ってゴール。ゴール地点で、それぞれが見つけた宝物を、ブルーシートの上に並べ披露する。並べた後は、自然に還して終了。自然遊びは、五感を使って親子で楽しむことができたように思う。
*活動風景
お父さんが子どもの手のひらより大きそうな葉っぱを持ってくる。
父:「これ○○ちゃんの手より大きいだろう。」
くらべてみるが少し小さい
子:「んー、もっと大きいやつ!」 お父さんはまた探しに行った。
探しているうちに、夢中になったようで、途中から姿が見えなくなっていた。
母:「あれ?お父さん、どこ行ったんだろ?」 帰りのバスの中で、
母:「どんぐり、たくさん拾ったね。今度は春にまたどんぐりの木植えに来ようね。
バイバイ、また来るね(キャンプ場にむかって)。」
どんぐりを拾ったところで植えられる環境というのは、保護者や子どもたちも親しみがわくし、命のつながりを感じられるように思った。 「わー、虫さんが食べたのかなー。穴があいている。」
このような自然体験を通して、環境学習の興味や生命感覚を育成するということは、とても大切なことだと思う。これからも幼児の生活全体で、主体的な遊びを重視しながら取り組んでいきたいと感じた。
by大野幼稚園末永
*協力フィールドのご紹介
今回の活動フィールドの『和泉前坂家族村「前坂キャンプ場」』は、JP子どもの森づくり運動が推薦する、中部・北陸エリアの幼児期、幼少期の子どもたちの自然体験、環境学習活動フィールドです。今後、JP子どもの森づくり運動と様々なコラボレーション活動を推進します。
前坂キャンプ場は、九頭竜川の源流域に位置し、素晴らしい自然環境に恵まれたフィールドです。
「せせらぎが心地よい清流石徹白(いとしろ)川での川遊びはもちろん、昆虫採集や満天の星空観察など楽しみ方いろいろ!釣り掘・魚の手掴み・ピザ釜体験・バームクーヘン作り・キャンプファイヤーなど体験プログラムも充実!きっとあなただけの楽しみ方が見つかりますよ!」(会場ホームページより)
大野幼稚園“どんぐり”拾い会の開会式でごあいさつする前坂キャンプ場 巣守代表