NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク

「東北復興グリーンウェイブ2020」どんぐりの苗木を見送る活動レポート(山本まごころ保育園)

「山本まごころ保育園」東北のどんぐりの苗木

2020年の「東北復興グリーンウェイブ」における岩手県宮古市での植樹活動は、新型コロナ感染症対応のため来春まで延期となりました。ただ、全国の参加園で育てた東北の“どんぐり”の苗木を、「東日本大震災」の被災地に送り返す活動は、それぞれの参加園の園内で完結する活動として、実施は園の判断に委ねました。

結果、全国で18園もの参加園で活動が行われ、約150本の東北の“どんぐり”の苗木が岩手県宮古市に届けられました。今年届けられた苗木は、宮古市の幹事園「あかまえこども園」で管理され、来春、宮古市の植樹フィールドに植えられます。

現在、感染症対応の事情で、全国の保育園、幼稚園、こども園の子どもたちは屋外活動が規制され、自然や環境体験活動不足の状況にあります。そんな中、東北の“どんぐり”をプランターやポットで育てる活動は、自然の息吹や命を体感する貴重な体験となったとの参加園からの感想をいただきました。

さらに、その“どんぐり”の苗木を東北に送る活動は、感染症防止対応の事情で様々な関係が分断されている子どもたちにとって、東北のお友だちとの「絆」を実感する体験となったようです。

宮古市に“どんぐり”を送っていただいた参加園から、いくつか「見送る活動」のレポートをお送りいただきました。順にご紹介します。


【広島県「山本まごころ保育園」東北の“どんぐり”を見送る活動概要】

1.日時:2020年5月15日(金)

2.会場:自園園庭

3.参加園児数:23名(年長)

4.送付苗木本数:6本

5.日本郵政グループ:安佐南郵便局(配送車)


【園からのメッセージ】

今回の「どんぐりを見送る会」は自粛のため、(東北のどんぐりの苗木を見送る)会もせず、郵便局長にもご遠慮していただきました。ただ、配送車の手配だけはしてもらい、苗木を見送ることができました。

いつもの人形劇などは6月の誕生会の時に、保育士が配役を決めて、劇にしようかと思っています。

6月から普通通りになることを祈っています。

山本まごころ保育園 園長 植田和稔

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