NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク

【WITHコロナ】JP子どもの森づくり運動からの提案

「緊急事態宣言」も解除され、「新型コロナ感染症」環境下の保育も【STAY HOME】から、長期に渡る【WITHコロナ】にステージが移行しました。

感染症対応の厳しい保育の日常に変わりはありませんが、JP子どもの森づくり運動では、そんな厳しい期間を、ただ耐えるだけではなく、“こんな時だからこそ”をキーワードに「保育力」のスキルアップを目指す期間として、四つの活動を提案させていただきます。

「ポストコロナ」時代のより良き保育とは、前の状態に戻ることではなく、乗り越える過程でそれまでの諸課題の解決を図り、より質の高い保育を目指すべきものと考えます。ここでの提案が、皆様の保育のスキルアップに役立てたらと願っております。ご検討下さい。

なお、上記の活動は、子森ネットと参加園との連携による十分な感染症対応の中で運営されます。

⇒【子森ネット感染症対応】

「園庭緑化運動」参加園シール

1.“こんな時だからこそ”外遊びや自然・環境体験活動のスキルアップを目指しませんか。

岐阜県「浄心こどもの城こども園」におけるキャラバン講座

この機会に、外遊びや自然・環境体験活動のスキルアップを目指そうという保育者の方を対象に、2020年度も「自然・環境体験講座全国キャラバン」を全国で開催しますのでご活用下さい 。

今回は、「こども環境学会」さんの協力により、「withコロナ」に対応するプログラムをご提供します。参加希望の方は、下記申し込み用紙をダウンロードしてお申し込み下さい。 ⇒  「自然・環境体験講座全国キャラバン2020 」申し込み用紙

2. “こんな時だからこそ”、園庭を、子どもたちの多様な体験フィールドとして緑化(改善)する活動に取り組みませんか。

大阪市「茨田(まった)保育園」園庭風景

感染症対応下の保育において、園庭は身近で貴重な屋外フィールドとして、その価値が再認識されています。JP子どもの森づくり運動「園庭緑化運動」(以下「園庭緑化運動」)は、そんな園庭を、単なる運動の場ではなく、多様な「外遊び」や自然と環境の体験フィールドとして緑化(改善)していこうという活動です。

とかく大がかりな土木事業となりがちな園庭緑化(改善)を、例えば1本の“どんぐり”の苗木を植えることから始める手づくりの活動としてのご提案です。これまで園庭緑化に関心がありながら、最初の一歩が踏み出せなかった保育者に対して、そのきっかけを提供できればと思っております。

「園庭緑化運動」では、下記の体制で活動をサポートし、さらに普及活動に努めています。

2020年度、「園庭緑化運動」では、国際校庭園庭連合日本支部 代表であり、鶴見大学短期大学部保育科 准教授 仙田 考先生をアドバイザーに、全国で三つのモデル事業に取り組み、 そこでの活動プロセスを園庭緑化活動の参考情報として発信させていただいています。

モデル事業参加園:静岡県「エンゼル幼稚園」ワークショップ風景

「園庭緑化運動」や園庭改善にご興味のある園は、事務局までお問合せ下さい。

3.“こんな時だからこそ”、本当に、子どもの命を守るための防災体制を構築しませんか。

今や災害列島化した我が国においては、保育・幼児教育施設(以下、保育施設)における防災対策は待ったなしです。しかしながら、そもそも多くの幼児(少)期の子どもたちを預かっている保育施設では、通常の防災対策は通用しません。

JP子どもの森づくり運動では、これまで災害時に、三つの参加園が支援し合う「災害時相互支援協力協定」の締結を推進してまいりましたが、今年度より、もう一歩踏み込んだ保育施設における防災・減災の体制づくりに取り組みます。

「災害時相互支援協力協定」締結式

自然災害においては、それぞれの保育施設のおかれている立地環境によって多様な災害が想定され、一律な防災活動では対応できません。実効性のある対策としては、それぞれの保育施設に、いわゆる「防災リーダー」を配置し、リーダーが中心になって園全体で施設独自の防災の仕組みづくりと防災意識を高めることに取り組むことでしか実現できません。

そんな実情を踏まえ、JP子どもの森づくり運動では、2020年度より、消防庁アドバイザー、㈱タフ・ジャパン 代表 鎌田修広氏と共に、保育施設に特化した防災のスキルと高い防災マインドを持つ防災リーダーの養成を目指す『「保育防災アクションマイスター」(仮称)認定講座』の仕組みづくりに取り組んでいます。

鎌田修広氏

防災リーダーは、単に役職として務めるのではなく、志を持って自ら率先して動いていただかねばなりません。だから「防災(アクション)マイスター」なのです。

今回の防災講座で提供する内容を本当に保育の現場で活用できるものとするためには、 既存のノウハウを援用するのではなく、保育の最前線で活動しておられる保育者の皆さんと共に構築できればと思っています。そのために、年内中に、全国三カ所程度で保育施設に特化したシミュレーション防災講座を開催したいと思い、現在参加園を募集中です。

シミュレーション防災講座にご協力いただける参加園さんは、申し込み用紙にご記入の上事務局までお申し込み下さい。

2020年10月現在、同講座運営の参考にさせていただきたく、参加園における保育防災の取り組みについてアンケートをお願いしております。併せて、ご協力をお願い申し上げます。 

⇒アンケート(PDF)  ⇒アンケート(WORD)

4.“こんな時だからこそ”、「東北復興グリーンウェイブ」の“どんぐりの絆”を確認する活動に参加しませんか。

「東北復興グリーンウェイブ」では、活動を通じて、全国の保育園、幼稚園、こども園の園児たちが「絆」でつながって参りました。

その「絆」には、全国の園児達が、東北のどんぐりを育てる活動を通じて互いに思いやり、共に生きて行こうという「共生」へのメッセージが込められています。それはまさに、地球上の困っている人、苦しんでいる人を「誰一人として取り残さない」を目指すSDG’sのメッセージです。だから、「東北復興グリーンウェイブ」は、今もっとも重要なESD(持続可能な開発のための教育)活動なのです。

JP子どもの森づくり運動では、感染症対応で園児たちのつながりが分断されてしまいがちな今だからこそ、「絆」を園児たちに歌で実感してもらうことをテーマに、今年度中の完成を目指して「♪どんぐりえがお」の 『we are the world』版の 動画作成を企画しました。 2021年、「東日本大震災」から10年目の節目の年にお披露目できればと思います。

応募いただいた園には、事務局より動画と音響のプロがおうかがいして録音・収録します。園児たちの素敵な笑顔と元気な声をつなぎます。参加ご希望の園は、申し込み用紙にてお申込み下さい。⇒参加申し込み用紙

皆様のご応募をお待ちしております。

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