「つくし幼稚園」⇒「浄心こどもの城」リレー植樹活動レポート
JP子どもの森づくり運動(特別協賛:日本郵政グループ)における、新潟県「つくし幼稚園」の子どもたちが育てたどんぐりの苗木が、岐阜県の認定こども園「浄心こどもの城」(以下「浄心こどもの城」)の植樹地に植えられました。
どんぐりの苗木の植樹地探しは、JP子どもの森づくり運動参加園共通の悩みです。今回の事例は、「広葉樹の種苗の移動ガイドライン」内で、参加園相互が活動を補完し合う新しい試みです。子森ネットでは、新潟県と岐阜県の二つの園の保育者と子どもたちが「どんぐりの絆」でつながる有意義な試みと考え、この活動の仕組みを他の地域にも拡げていきたいと思います。
新潟県「つくし幼稚園」苗木を見送る活動
2025年5月30日(金)に、新潟県小千谷市の認定こども園「つくし幼稚園」(以下「つくし幼稚園」)の子どもたちが拾って育てたどんぐりの苗木、約20本を見送る活動が行われました。
今回のどんぐりの苗木は、6年前に、当時の園児たちが同市の「船岡山」で拾ってポットで育てた、主にコナラの苗木です。豪雪地での苗木の越冬は、本堂の囲いの中に移動し育てられたそうです。
活動には、同園の卒園生でもある「城川郵便局」の櫻井 圭一郎局長さんにもご参加いただきました。

「つくし幼稚園」では、苗木も大きく育ったので小千谷市内での植樹先を探したのですが、どうしても見つからなかったので、子森ネットが苗木を預かり、岐阜県の「浄心こどもの城」の子どもたちと保護者が、同園の植樹地に植えることとなりました。

「つくし幼稚園」から「浄心こどもの城」に、どんぐりの苗木と共に、6年間に渡って苗木をお世話した子どもたちと保育者の『想い』やいろいろなエピソードが掲載されたメッセージボード(寄せ書き)も送られました。

今回の植樹活動は、大瀧園長先生をはじめ、同園の先生たちのJP子どもの森づくり運動への熱意と、子どもたちの活動を結実させたいという強い責任感があったればこそ実現しました。
大瀧園長先生から以下のメッセージをいただきました。
「この活動に関心を持つことに地域と連携を持つことや理解を広めるむずかしさを感じました。植樹先の連絡を頂いた時の喜びは、安心といのちのつながりに夢が広がりました。本当にありがとうございました。 つくし幼稚園 園長」
こちらこそ、素晴らしい活動をありがとうございました。引き続き、よろしくお願いします。(子森ネット)

【参考】当日の活動を、地元の「小千谷新聞」さんが取材しくれました。
参考資料としてご紹介します。(2025年6月7日掲載)
岐阜県「浄心こどもの城」植樹会
2025年5月31日(土)に、岐阜県の認定こども園「浄心こどもの城」(以下「浄心こどもの城」)の植樹会が、同園の植樹フィールドである「油坂さくらパーク」(岐阜県郡上市白鳥町)にて開催されました。今回の植樹会には、同園の「ひまわり組」親子と卒園児、約50名以上が参加しました。

今回植える苗木は、前日、新潟県の「つくし幼稚園」から子森ネットがお預かりしたどんぐりの苗木です。開会式では、「つくし幼稚園」の先生や子どもたちによって作成されたメッセージボードも紹介されました。
植樹活動は家族単位で行われましたが、皆さん段取りが良く、次々と苗木を植えていました。



最後に、参加者全員で記念撮影をして、今年の植樹会を終了しました。

「つくし幼稚園」からお預かりしたどんぐりの苗木は、「浄心こどもの城」の植樹フィールドにちゃんと植えられました。ちなみに、両園共、JP子どもの森づくり運動の活動をご後援いただいている「大谷保育協会」の会員園でもあります。事務局としては、今回の活動を契機に、両園が「どんぐりの絆」で結ばれ何がしかのコラボレーションが実現することを願っています。
