「自然・環境体験講座全国キャラバン2021」オンライン講座 参加者募集のご案内(終了しました。)
「新型コロナウイルス」の感染症対応は、いまだに予断を許さない状況が続いており、保育における感染症対応が長期に渡ることが予想されます。ただ、こんな時でも子どもたちの“生きる力”と“環境の心“を育む「外遊び」や自然・環境体験活動は保障されなければなりません。
そのため、JP子どもの森づくり運動では、今年度も自然・環境体験活動のスキルアップを目指す「自然・環境体験講座全国キャラバン2021」を実施することとし、参加園の募集を開始します。感染症の状況を鑑み、今年度の講座の前半は(A)オンライン(ZOOM)講座を、後半は(B)リアル講座とする二段構えとしました。今回のご案内では、まず、7月~9月に渡る3回のオンライン講座の参加者を募集します。
7月講座では、新型コロナ感染症下における感染症対策について、帝京大学医療技術学部看護学科 准教授 三木 祐子先生から、8月講座では、野外保育における危険予知について実践的な方法を、札幌大谷大学短期大学部 保育科准教授 田中 住幸先生から、9月講座では、保育における多様な自然体験の意義について、東京学芸大学 名誉教授 小澤 紀美子先生から学んでいただきたいと思います。
今回の講座は、(公社)こども環境学会様のご協力により、第一線でご活躍されておられる素晴らしい方々に講師をお引受けいただき、とても充実した講座となりました。
感染症対応の厳しい保育の期間を、「保育力」を高めるスキルアップの期間として前向きに活用することを目指す研修講座です。是非、ご参加いただけますようご案内申し上げます。
オンライン講座開催概要
1.主 催:NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク(子森ネット)
2.特別協賛:日本郵政グループ
3.協 力:(公社)こども環境学会、他
4.実施期間(回数):2021年7月~9月(3回)
5.募集対象者:保育者、及び保育関係者
6.参加者数:1回につき先着30名(*定員になり次第締め切ります。)
7.参加費:無料
8.締切り日:下記講座ごとに記載
9.申し込み方法
下記のいずれかの方法でお申し込み下さい。
折り返し、ZOOMのご招待URLをお申込者個別にお送りします。
■ 申し込み用紙 をダウンロードして、メール添付にて子森ネットまでお申し込み下さい。
■メール文に、1.お名前 2.所属(園名・団体名) 3.メールアドレス 4.受講希望講座(複数講座受講可)をご記入いただき、子森ネットまでお送り下さい。
●申し込み用紙送付先:メール:info@kodomono-mori.net (子森ネット)
オンライン講座開催内容
★7月講座:体験活動における感染症対策(終了しました。)
■日時:2021年7月17日(土)13:30~15:00
■講師:帝京大学 医療技術学部看護学科 准教授 三木 祐子先生
*講師ご紹介
聖路加看護大学卒業、東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻(母子保健学・発達医科学)博士課程修了。日本赤十字社医療センター看護師、虎の門病院看護師、厚生労働省看護系技官、東京有明医療大学看護学部看護学科講師等を経て、2018年より現職。現在、大学では小児看護学に関する教育、母子保健、学校保健に関する研究を行っている。(写真:講師近影)
*講師からのメッセージ
子どもを感染症から守ることは、周囲の大人の感染症に対する知識と意識、そして予防行動が大切になります。感染症対策をしながら、子ども達が自然の中で思いっきり遊べる手助けになればと思います。
■募集締切り日:2021年7月9日(金)
★8月講座:保育のための安全対策講座~屋外保育における危険予知~(*終了しました。)
■日時:2021年8月6日(金)14:00~16:00
■講師:札幌大谷大学短期大学部 保育科准教授 田中 住幸先生
*講師ご紹介
北海道教育大学大学院教育学研究科修士課程修了
大学卒業後20年間、幼児や児童を対象にした、自然遊びの指導に従事する。
2013年に社会人で大学院を修了した後、専門学校講師や飯田女子短期大学幼児教育学科教員を経て2021年より現職。子どもたちや保育者が自然遊びを楽しむには、どんな仕掛けが必要かを考えることが研究・実践のテーマ。
また、安心・安全な保育を行っていくための研修会講師や教材開発も行っている。(写真:講師近影)
*講師からのメッセージ
屋外での保育活動をテーマに、専用のイラストシートを用いた危険予知トレーニングを行います。保育に活かせるリスクアセスメント(危険に対する評価)の手法を確認しましょう。
■募集締切り日:2021年7月30日(金)
★9月講座:子どもと自然ー多様な自然体験が子どもを育むー(終了しました。)
■日時:2021年9月9日(木)14:00~15:30
■講師:東京学芸大学名誉教授 工学博士 小澤 紀美子 (こざわ きみこ)先生
*講師ご紹介
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(建築学専攻)後、(株)日立製作所システム開発研究所を経て、現在、東京学芸大学名誉教授・東海大学大学院客員教授・公益社団法人こども環境学会理事。
専門分野は環境教育学(住環境教育学)。工学博士、技術士(地方及び都市計画)。学術的な活動では、日本環境教育学会元会長・こども環境学会元会長などを務める。
さらに社会活動では、中央環境審議会元委員(環境省)、社会資本整備審議会元委員(国土交通省)、日本学術会議元連携会員「環境思想・環境教育分科会」委員、中央教育審議会元委員(文部科学省)などを務め、現在も環境省主催・文部科学省協力のEE・ESDカリキュラム・デザイン研修などにかかわっている。
編著書は『これからの環境学習─まちはこどものワンダーらんど』(風土社)、『子どもの・若者の参画』(萌文社)、『児童心理学の進歩 2005年版』(金子書房)、『持続可能な社会を創る環境教育論―次世代リーダー育成に向けて』(東海大学出版社)、『こども環境学会双書1-こどもと自然』(公益社団法人 こども環境学会)など多数。(講師近影)
*講師からのメッセージ
子どもは未来を拓く天才です。自然の中で好奇心いっぱいに多様な体験を重ねて、「根っこを育み」(見えない能力)、幹と枝をはり「葉っぱをつける」(見える知性)基礎を育みます。
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