NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク

「全国集会&研修会2025」福井大会レポート(1日目)

JP子どもの森づくり運動「全国集会&研修会2025」(以下、「全国集会&研修会」)が、2025年2月24日(月)、25日(火)に福井市で開催されました。開催日は、北陸地方が歴史的な大雪となり、参加者の交通に影響が出るのではと懸念されましたが、幸い、全国から約50名の参加者にお集まりいただき、2日間に渡り濃密な議論と学びの場となりました。ご参加いただいた方々に、あらためて御礼申し上げます。以下、レポートをお届けします。


【開催概要】
・開 催 日:2025 年 2 月 24 日(月・祝)、25 日(火) 
・会  場:「福井市地域交流プラザ」601研修室 B・C
・主  催:NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク(子森ネット) 
・共  催:認定こども園 大野幼稚園 / 国際校庭園庭連合日本支部  
・特別協賛:日本郵政グループ 
・後  援:公益社団法人こども環境学会
・参加者数:1日目(関係者含む 50人) 


【1日目】~テーマを深堀りする「全国集会」

【開会式】
開会式には、今回の共催園である大野幼稚園が所在する福井県大野市の石山市長様はじめ、久保教育長、大野郵便局の松田局長にご出席いただき、ごあいさついただきました。

【ご来賓】福井県大野市長 石山 志保様
※参考 ⇒ ~結(ゆい)の故郷~大野市

【ご来賓】大野市教育長 久保 俊岳様

【日本郵政グループ応援メッセージ】大野郵便局 局長 松田 佳文様

基調講演:「キンダーガルテンづくり」〜子どもたちが遊びたくなる園庭環境〜

1日目の「全国集会」のテーマは、『園庭と遊び』としました。基調講演には、愛媛県東温市で緑豊かな園庭を持つ保育園を手づくりした「むぎの穂保育園」出原園長先生にお願いしました。緑豊かな園庭環境こそが、子ども本来の「非認知能力(生きる力)」を育むことを、実践をまじえて保育者の立場からお話しいただきました。

事例発表~子どもが育つ遊び場環境について~

昨年に続き、子どもの遊びの専門家であ「日本冒険遊び場づくり協会」の関戸代表から実践事例について発表いただきました。

「園庭緑化運動」2025年モデル園活動発表

[園庭緑化運動]2025年モデル園活動発表
参加園の園庭緑化をサポートするモデル園3園に活動発表をお願いしました。

「園庭緑化運動」2024年度活動総括

モデル園の活動発表を踏まえ、園庭緑化運動のプロジェクトコーディネートをお願いしている田園調布学園大学大学院 准教授 国際校庭園庭連合日本支部代表 仙田 考先生から2024年度の活動総括をお願いしました。
※参考 ⇒ 園庭緑化運動

パネルディスカッション

1日目最後のプログラムとして、会場にも参加してテーマを深堀りするパネルディスカッションを開催しました。パネラーとして、出原、関戸先生に加えて、三和新琴似保育園の菊地園長と大野幼稚園の藤園長先生にご参加いただき、仙田先生のコーディネートでの議論が交わされました。

アンケート(1)

2025年2月28日までにお送りいただいたアンケートを掲載させていただきます。

●1日目しか参加できませんでしたが、基調講演や緑化運動の事例を聞くことができ、ためになりました。私の園も園庭改修をする予定ですが、目的をきちんと明確にし進めていきたいと思います。
●1日目だけ参加をさせていただきましたが、まだまだお話を聞きたいと思う内容で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。ありがとうございました。とても勉強になりました。当日の資料の中に崇徳保育園の取り組みや仙田先生の総括の資料がなかったので、園に持ち帰ってゆっくり見たり回覧したり出来るように、またメモを取れなかった所もあるので、資料があると嬉しかったです。
●日吉先生のリアルな実践を拝聴し、備えと瞬時の判断を誰がどうするか?考える機会となった。災害の喉元すぎてしまうこともあること、行政との連携の難しさ、どの話も学びとなりました。ありがとうございました。
●出原先生や関戸先生の話を聞いて、「子どもたちを自然の中で」ということが大切であることは理解していましたが、それはなぜか?と問われた時に、自分の中で言葉にするのが難しいなと感じていました。しかし、この研修を受けて「人生で一番心が動く時に自然の中で過ごすことで、五感をフル稼働させて感覚・感性を養うことができるのよさがある」と、言葉にすることができました。また、保育防災や緑化運動の事例発表では、みなさん自園の現状や取り組みに真剣に向き合って、その園ならではの課題をみつけ、行動にうつし、その結果を考察してまた次の活動に生かすことをされていたので、とても刺激になりました。わたしたちも、園の先生方と園の良さや課題に向き合って、保育の質を高めていきたいと思います。
●令和7年度も防災アクションマイスター研修を受講させていただきたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。

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