「東北復興グリーンウェイブ」福島での活動が始まりました。
*福島県でのJP子どもの森づくり運動「東北復興グリーンウェイブ」の活動が、
動画(子森チャンネル)でご覧いただけます。
全国の子どもたちが、「東日本大震災」被災地の緑の復興支援活動に取り組む『JP子どもの森づくり運動「東北復興グリーンウェイブ」』(以下、「東北復興グリーンウェイブ」)では、今年から、福島県伊達市「霊山三育こども園」(齊藤園長)の園庭の樹木の再生をサポートします。
霊山三育こども園の園庭
「霊山三育こども園」の子どもたちは、原発事故の影響で、長く園外(自然)活動が規制されています。子どもたちに親しまれていた園庭の樹木も、除染活動としてすべて伐採されてしまいました。そこで、震災後5年目を期に、子どもたち自らが、園庭の植栽や森の再生に取組むこととなり、そこに植えられる“どんぐり”の種を、南会津町の「田島保育園」(渡部園長)の子どもたちが地元の森で拾い、提供することとなりました。
2016年10月27日 福島県南会津「田島保育園」の子どもたちが、地元の森で“どんぐり”を拾ってくれました。
「霊山三育こども園」の園庭の樹木の再生活動は、“どんぐり”を苗木に育てることから始まります。
2016年11月19日(土)に、園児と保護者、約200人が参加して、南会津から届けられた“どんぐり”をポットに植える活動が行われました。
当日は、あいにくの雨となり、園内での活動となりましたが、霊山三育保育園の子どもたちは、お父さんやお母さんたちと、南会津から届けられた“どんぐり”を一個ずつポットに植える活動を行いました。
子森ネット 清水代表理事から、霊山三育保育園の子どもたちに、田島保育園の“どんぐり”が手渡されました。
園長先生のごあいさつ
~「田島保育園」の皆さん、“どんぐり”を贈ってくれてありがとう。大切に育てるからね。~
みんなで、“どんぐり”を一生懸命、ポットに植えました。
本活動の主旨、目的は三つです。
1.福島の“どんぐり”による福島の被災地の、生物多様性的緑の再生に寄与します。
2.活動を通じて、福島県の保育園とこども園の子どもたちが、“どんぐり”の絆で結ばれ、共に生きる(共生)心を育みます。
3.さらに、国連が定める「グリーンウェイブ」を通じて、福島の子どもたちの活動を世界の子どもたちの環境活動につなげます。
記念撮影
植えられた“どんぐり”は、来年の春に芽吹きます。
芽吹いた苗木は、来年1年間子どもたちによって大切に育てられ、再来年(2018年)の5月22日の「グリーンウェイブの日」(注3)に、園庭に植えられます。
JP子どもの森づくり運動では、「東北復興グリーンウェイブ」の福島モデルとして、今後も継続的に活動をサポートしてまいります。