JP子どもの森づくり運動全国集会&研修会2017レポート
2017年2月14日(火)、15日(水)に、JP子どもの森づくり運動の参加園が年に一度全国から集い、交流を深める「全国集会&研修会2017」が開催されました。
2017年の開催地は広島市です。今回は、地元広島の参加園有志により実行委員会が結成され、運営を担当していただきました。今回の開催テーマ「川のまち広島から、子どもの森を考える」も実行委員会からご提案いただきました。
開会式では、まず、実行委員会を代表して、広島市私立保育園協会理事長の「第二みみょう保育園」松尾園長先生にごあいさついただきました。
プログラムの第一は、「東北復興グリーンウェイブ」活動への問題提起として、「東日本大震災」復興の現状について、岩手県山田町の三つの保育園(「織笠保育園」「山田町第一保育所」「豊間根保育園」)合同の発表が行われました。
次は三つの活動報告です。
まず、事務局より、JP子どもの森づくり運動2016年の活動について、全般的な活動報告が行われました。 つづいて、地元保育園からの活動報告が二つ行われました。 最初は、山本まごころ保育園の植田園長先生からの活動報告です。
次は、「保育所みのり祇園」の荒木園長先生からの発表です。
活動発表に続き、ワークショップです。
チームビルディングファシリテーターであり、子森ネットインストラクターの塚原さんによる「保育に役立つ自然体験プログラム」です。
一日目の最後の研修プログラムは、広島大学大学院 国際協力研究科 教授 中越信和氏に、「ブナ科植物の森と里山」をテーマにご講演いただきました。
研修終了後、交流会も開催され、参加園さん相互のいろいろな情報交換が行われました。
二日目は、「本当に子どもたちの命を守るための」防災講座です。
講師は、今回も消防庁アドバイザーの(株)タフ・ジャパンの鎌田修広氏です。 講座の開催にあたり、JP子どもの森づくり運動が提唱する「災害時相互支援協力協定」の第二弾として、織笠保育園(岩手)、中目黒駅前保育園(東京)、広島みのり愛児園(広島)三園による協定が締結されました。
その後、鎌田さんによる実践的な防災講座です。
防災講座終了後、全員でのふり返りが行われ、「全国集会&研修会2017」は、無事に終了しました。
子森ネット理事の福井県「大野幼稚園」藤園長先生からの閉会のごあいさつです。
毎年のことながら、今回も本当に有意義な全国集会&研修会となりました。
今回の会合では、特筆すべきことが二つあります。
一つ目は、地元園有志による実行委員会が結成され、自主的に運営が行われたこと。
もう一つは、広島市内の6局もの郵便局の局長さんにご参加いただいたことです。
保育園、幼稚園、こども園と郵便局さんが、共に地域の子どもたちの育ちを見守る関係は、JP子どもの森づくり運動のそもそもの仕組みです。
今回の広島での成果が、全国での開催のスタンダードになることを願っております。
最後に、いろいろ運営にご協力いただきました実行委員会の皆さん、そして、会場の手配についてご支援いただきました広島市私立保育園協会様に心より御礼申し上げます。
皆さん、またお会いしましょう。 ⇒ 全国集会報告書2017(WEB用)