東北復興グリーンウェイブ「霊山三育認定こども園」植樹会レポート
【これまでの経緯】
JP子どもの森づくり運動「東北復興グリーンウェイブ」では、福島県伊達市の「霊山三育認定こども園」の園庭の樹木の再生活動をサポートしています。霊山三育認定こども園」の子どもたちは、「東日本大震災」に因る原発事故の影響で、長く園外(自然)活動が規制されています。子どもたちに親しまれていた園庭の樹木も、除染活動ですべて伐採されてしまいました。
そこで、2016年、震災後5年目を期して、子どもたち自らが“どんぐり”の苗木を育て、園庭の緑の再生に取組むこととなりました。まだ、地元の森で“どんぐり”を拾える状況ではなかったので、“どんぐり”の種は、同じ「東北復興グリーンウェイブ」の福島県の参加園である南会津町の「田島保育園」(渡部園長)の子どもたちが地元の森で拾い、届けてくれました。
「田島保育園」から届いた福島の“どんぐり”は、2016年11月に、「霊山三育認定こども園」の子どもたちがポットやプランターに種植えしました。(⇒レポート)
ポットに植えられた福島の“どんぐり”たちは、2017年の春に一斉に苗木として芽吹いてくれ、保護者にもお披露目されました。(⇒レポート)
“どんぐり”の苗木は、その後も「霊山三育認定こども園」の子どもたちによって大切に育てられてまいりましたが、2018年6月23日(土)に、いよいよその内の4本が園庭の二か所に記念植樹されることとなった次第です。
【植樹会レポート】
記念植樹会当日は、天候にも恵まれ、園児111名、保護者、職員を合わせて、約250名が参加する大きな行事となりました。10:00から開会式が開催され、まず、園長先生から主催者としてのごあいさつです。
続いて、活動をご支援いただいている日本郵政グループを代表して、地元「霊山郵便局」の高橋局長さんから応援メッセージをいただきました。
日本郵政グループからは、他にも多くの方々にご出席いただきました。
ご出席者左から、霊山郵便局 局長 高橋幸治さん、日本郵便東北支社 総務・人事部 担当部長 根子由行さん、ゆうちょ銀行 福島店 店長 安田裕一さん、かんぽ生命保険 福島支店 業務部 担当課長 秋場哲雄さん、斎藤園長先生。皆さん、お忙しい中ありがとうございました。
そして、スペシャルゲストとして、「東北復興グリーンウェイブ」のアンバサダー「どんぐり~ず」の二人もかけつけてくれました。
植樹会の前に、代表園児お二人(大友 凌(おおとも りょう)さんと、関根 湊笑(せきね かなえ)さん)による「みんなで“どんぐり”を育てていこう!」宣言が行われました。
「これから、ぼくたちわたしたちがどんぐりのなえをうえます。どんぐりがげんきにおおきくそだっていくようにみずをあげてみんなでたいせつにそだてていきましょう!」と一生懸命、力強く宣言してくれました。よろしくお願いしますね。
そして、いよいよ記念植樹です。今回は、これまでみんなで育ててきた苗木から4本が選ばれ、年少組と年中・年長組が二か所に分かれて、2本づつ植えました。日本郵政グループの皆さんと『どんぐり~ず』もお手伝いしました。
年少組代表園児、菅野 蒼太(かんの そうた)さん、安西 美結(あんざい みゆ)さんによる植樹
年中・年長組代表園児、髙野 凉(たかの りょう)さん、堀江 莉奈(ほりえ りな)さんによる植樹
記念植樹が終わって、年少組と年中・年長組に分かれて、記念撮影が行われました。
年少組の記念撮影
年中・年長組の記念撮影
植樹が無事に終わって、最後に、植えた“どんぐり”の苗木の成長を願って、みんなで「どんぐり~ず」と一緒に、「東北グリーンウェイブ」のテーマソング『♪どんぐりえがお』ダンスを踊りました。
また会いましょう。
JP子どもの森づくり運動「東北復興グリーンウェイブ」の福島県伊達市「霊山三育認定こども園」さんにおける植樹会は無事、盛況の中で終わりました。
わたしたちは、この活動が福島の復興の象徴となること、そして今回の活動を契機として福島での「東北復興グリーンウェイブ」の活動が拡がることを願って、これからも同園の活動をサポートしてまいります。
*活動の様子は、日本郵政グループのホームページでもご覧いただけます。 ⇒ 日本郵政グループホームページ